ボクが浅はかでした…。
君はおぼえているかしら?
ボクが昔あなたにお贈りしようとしていた椅子を。
あの時、ボクは、あんな良さげな椅子を
『椅子とか貰っても、部屋に合うかわからないし、
絵本とかのほうが貰い物としては…』的な苦笑いをしながら
なんとなく申し訳なさそうに、否、ある意味無下に断る君に
大層ひどく腹を立ててしまった。
あれから幾歳幾月経っただろう。
今から振り返れば、
本当、手前勝手な憶測でモノを申しておりました。
あの時は、贈り物としての効果を重んじるばかり
北欧名作椅子としての価値、
お値段定価としての価値、
一生モノとしての価値、
それら諸々を引っ括めて、
贈り物として恥ずかしくないと勝手に思ってました。
ところが、実際の所、
名作椅子ゆえの宿命か、同じコンセプトのプロダクツは氾濫し、
またあまりに人気がありすぎるのか、あれ自体も巷に溢れ、
ネット上では若干お高い定価設定も、もはや有名無実。
(もちろん定価は高いというのを利用して贈り物にしようというヤラしい狙いがあったことは隠せないけれど)
基本的に、シンプル構造の機械大量生産品である。
きっとこういう感じだから、
ボクのことをよく知っている大親友F君は、
ボクに限って、まさかこれを、とがっかりしたに違いない。
本来、せれぷな人の選択としてはこちらが正解だったのです。

Nanna Ditzel Children High Chair
ところで、あれが駄目なのか、と言えば
まったくそんなことはなくてですね…。むしろ逆なんですが。
(持っている人は多いだろうから、あまり声高に言うときらわれちゃうからね。)
あれは何だ?
あれはあれ。

Peter Opsvik Tripp Trapp
そうです、トリップトラップです。
ベビーチェアのマスターピースです。
北欧名作椅子として、あの椅子大家、島崎氏も
認めておられるベビーチェアなんです。→出典は『美しい椅子3 ~世界の木製名作椅子~』
他に模倣されまくるほど、
椅子のデザインとして優れているのです。
それは、見た目のデザインや
大人になるまで使えるっていう機能性のデザインだけでなく、
単純な構造でかつ組み立て式なので
生産性や梱包性に優れ、価格面や物流面にまで
デザインが施されているまさに完全無欠なプロダクトなんです。
定価は3万円強ってまだまだちょっとお高いですが、
上記のような全方向的なデザインですから、
当然に今では2万円をきるところまで出現しています。
それは当然万人に合う総合力の結果としてであります。
低価格で大量生産できる素晴らしい至極真っ当な椅子でございます。
常識的なピーポーには当然アリアリの選択肢なんです。
けどね。やっぱり、けどねってなっちゃう。
下げて、上げて、下げるのは非常に申し訳ないんですが。
ブランド価値としては、やっぱり価格の維持って言うのは大事です。
でも、ブランド価値を維持できる程の
スタイルや独特性が維持できているか、と言えば、やっぱり疑問な訳ですよ。
似ているモノで安いモノはたくさん今ではあるのです。
そんなお悩みを抱えている、
全国ベビーチェア探索隊の皆様にオススメしたいのが
さきほど紹介したナナ・ディッツェル女史のベビーチェアです。
といった所で、今回はお開き。
今回も、例にもれず長くなってしまいました。
今回の内容部分の詳しくは、また次回にお話ししたいと思います。
贈り物を選ぶ時に参考に。そういえばもうすぐホワイトデイだし。
トラコミュ 食器ギフト&雑貨ギフト やっぱり子供のモノだってデザインコンシャスにいきたい
トラコミュ ベビー雑貨が好き♪
『いろんなことを祈りつつ、万事がうまくいっているようにベビーネタを捧げます』
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